インドネシアの影絵芝居とガムラン演奏

5月31日(土)18:00~20:00

インドネシアの影絵芝居とガムラン演奏

もともと家の台所だった画廊空間を生かしてインドネシアの影絵芝居と民族楽器ガムランの演奏ライブを行います。庭のバナナの茎も使います。

上演:インドネシア伝統芸能団ハナジョス

●ガムラン演奏
・・・ウィルジュン 平穏無事を祈り、精霊たちに語りかける曲
●モチョパット
・・・ジャワの定型詩 ガムラン曲の中にも使われる詩を楽器を用いずに詠うシンプルな芸能
●ショラワタン
・・・ジャワムスリム文化の芸能、旋律や言葉にアラブの影響が感じられる
●ワヤン
・・・影絵芝居  演目「ビモの羊膜」。
ジャワの英雄的存在ビモの誕生の物語。羊膜が破れず従兄弟に命を狙われるなど生まれる前から多くの試練を受ける。

楽町楽家の催しに参加イベント)

要予約、定員30名、参加費2000円

予約は楽町楽家まで、下記のフォームでお申込みください。
http://www.kyomachiya.net/rakumachi/14/mail/form.php

「ビモの羊膜」について (vをクリックするとお話のあらすじが開きます)

パンダワ五兄弟の次男ビモ(=ビマ、幼名ブロトセノ)の誕生の物語

パンダワ兄弟の母クンティは子どもを産みました。しかし産み落とされたのは卵のような形をした固い羊膜でした。風神バユはその子を猛獣の棲む森へ捨てました。

もしかすると羊膜が破れ、命が無事に誕生するかもしれないという期待もどこかに持ちながら。 しかし、ゴロゴロと森の中を転がる羊膜は猛獣や妖怪たちによっても破れず、また喰 われようとすれば不思議な力でそれらを蹴散らしもするのでした。

そうして十数年がたった頃、セノという名の一頭の象が天界から降りてきます。セノが羊膜を踏みつけるとその固かったはずの膜は破れ、中からすでに成長を遂げた男の姿が現れます。セノと男の激しい戦いの末、セノの魂は男の体内に入っていきました。

男はブロトセノと名づけられました(ブロトとは”神の試練を受けるもの”、セノは象の名)。ここにパンダワ五兄弟の次男ビモが誕生したのです。ビモは、長じて様々な苦難に立ち向かい、戦いにおいては剛腕を振るう英雄として活躍することになります。

一 方破れた羊膜はある僧の手に渡ります。僧が呪文を唱えると羊膜は人間の姿に変わり、 その男は後にビモと敵対する運命を背負うことになるのです。

======= インドネシア伝統芸能団ハナジョス =======

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