第4回堺町上映会「イザイホー1990年 久高島の女たち」

◯第4回堺町上映会 予約は満席となりました。
■日程:7月14日(土)
17:30-受付
18:00-上映
18:45-休憩
シェアトーク(缶ビールでも飲みながら)
20:30 終了
■上映作品
「イザイホー1990年 久高島の女たち」(1991年30分/作品No.86)
沖縄本島の東南沖に浮かぶ久高島は琉球列島で太陽が最初にのぼる島である。琉球の島々をつくった神が海の彼方の神の国ニライハーラーから最初ににたどり着いたのも久高島と伝えられている。琉球王朝が神の島、信仰の島として最も深く崇敬したのもこの島であった。

久高島には久高ヌルと外間ヌルなど女性を中心にした祭祀組織がありイザイホーと呼ばれる12 年に一度(午年)の重要な神行事が伝えられている。30歳から41歳までの島生まれの既婚女性がその祭祀組織に新しく加入する儀礼である。

イザイニガヤーと呼ばれる新加入の女性たちはイザイホーを経験することによって初めて「ナンチュ(一人前の女)になった」と認められる。旧暦11月14日のウガンダティ(御願立)に始まり、11月20日のシティガフー(御願結び)にいたる7日間の神行事である。

久高には1年に40回近い年中行事が行われるがイザイホーと関係の深い行事がある。旧暦8月の祭りの後に行われるナーリキ(男の名付け式)と11月のアミドゥシ(海の漁に関わる行事)である。

男のナーリキが行われないと女のイザイホーもできないと言われるが1990年ノロたちがいないため、ナーリキもできなかった。祭りを司る久高ヌルは3年前に亡くなり外間ヌルも高齢に加えて病気で入院し、ついにイザイホーは行われなかった。

この記録は、中止となったイザイホー期間中の久高島の女性たちの想いと行動を軸にしながら、前回のイザイホー(1978 年)の写真記録と音声記録を活用し、イザイホーという神行事がどんなものなのかを明らかにしようとしたものである。

■入場料: 1,000円
■定 員: 30名(予約者優先で、満員の際は入場をお断りする場合があります) ■申込み: 民映研の映画をみんなで上映する会
min.eiken.kyoto@gmail.com
090-4493-0411(桜井)