アフリカ子どもの本プロジェクト20周年展

アフリカを読む、知る、楽しむ、子どもの本展

4月15日(火)~20日(日)12:00~19:00

「アフリカ子どもの本プロジェクト」は
1.アフリカに設立したドリームライブラリー(現在2館)を継続的に支える。
2.識字や楽しみのための本を必要としているアフリカの子どもたちがいれば、そこに本を届ける。
3.日本の子どもたちに、アフリカの文化やアフリカの子どもたちのことを伝える。という3つの目的をもって活動を続けています。

関連イベントとして、代表のさくまゆみこ、会員の福本友美子が、会の活動についてお話します。
4月19日(土)「ケニアの村に図書館をつくる」福本友美子さん

4月20日(日)「どうしてアフリカ?どうして図書館?プロジェクトを続けながら考えたこと」さくまゆみこさん

参加費:1500円 各回30名 要予約
予約先:information@sakaimachi-garow.com
080-5357-1953(後藤)

Simboti Japan tour 2025

Rinos Mukuwurirwa Simboti Japan Tour 2025
~新しい道、これまでに通ったことのない道をゆく~

ついにジンバブエより6年ぶりにシンボッティ師が来日します!実近修平とともに全国各地にてムビラセレモニーが開催されます。

5月10日(土)  開場 16:00 開演 17:00

参加費 4500円 ご予約・お問い合わせ information@sakaimachi-garow.com

『満州引揚からアフリカまで ~私がケニアのスラム街で孤児救済をし続ける理由~』

早川千晶さんトーク
5月17日(土)19:00~

私はケニア在住37年、ナイロビのキベラスラムで孤児や貧困者を助ける学校「マゴソスクール」を作り運営しています。 私の両親はロシア・北朝鮮・中国の国境で生まれ、母が4歳、父が7歳の時に難民になりました。 旧満州で逃げまどい命からがら生き抜いた様を、私は祖母から克明に聞いて育ちました。 飢えや殺戮の中で助けてくれたのは現地の貧しい農民たちでした。 人間とは何かという問いを持ち、若い頃から世界を放浪した私がたどり着いたアフリカで、どん底のような貧困の中で生きるスラム街の人々に出会い、彼らと共に孤児救済を行うようになりました。 私の家族が経験した満州での逃避行で人々が生き抜こうとする姿と、ケニアのスラムでの困窮の様子が重なりました。世界平和への想いを込めて、その両方を語りたいと思います。

ガザからの声を聴く パレスチナポスター展

「ガザからの声を聴く パレスチナポスター展」

ハルク村の物語 サシがあるから私たちは生きていける

3月6日(木)18:30~20:30
参加費:1500円(サゴヤシのお菓子とフリードリンク付き)
申し込みはinformation@sakaimachi-garow.com

インドネシア東部のマルク海に浮かぶハルク島ハルク村。毎年11月頃に行われるブカサシ・ロンパ(禁漁にしていたロンパというイワシの仲間を村人総出で捕獲する)の当日、小さな村は人であふれかえる。この日を心待ちにした村人たちは、夢中でロンパを追い、家族総出で頭を取り、ワカワカという竹の簀の上に一匹一匹丁寧に並べて天日で干す作業が夜まで続く。サシとは禁止を意味し、ヤシの実やナマコなどの森や海の資源利用を制限する慣習法の一つで、東インドネシアの島々やパプアなどにも存在する。ブカサシ・ロンパの前夜、ケワン(サシの違反者を取り締まる伝統的な村の組織)たちが松明を引き摺りながら村の辻々でサシの内容を読み上げる。ハルク村のサシには森、海、川、村のサシがある。未熟な果樹を取ってはいけない。家の屋根を拭くためにサゴ椰子の葉を切にはケワン会議の許可を得なければならない。土曜の夜は騒いではならない。暴言を吐いてはならない。サンゴを破壊してはならない。禁漁中にロンパを獲ってはならない。エンジンをかけてボートで川に入り、ロンパの遡上を邪魔してはならないなど、村人の暮らしを支える森や海の恵みを利用し続けるための森と海と人との約束とも言える。「サシがあるから私たちは生きていける」を標語とする小さな村の暮らしの豊かさを紹介する。

お話:鈴木隆史(桃山学院大学兼任講師)

専門はインドネシアの地域研究、特に海域社会研究。サメ漁業とフカヒレ流通などについて調査・研究を行ってきた。留学中に日本軍兵補(現地少年兵)に出会い、日本の戦争責任・戦後賠償問題に関心を抱く。2013年からインドネシア、南スラウェシ州の日本軍性奴隷サバイバーへの聞き取りを行っている。