民映研「第2回堺町上映会」

自然とともに生きた日本人の足跡を、丹念に映像記録に残してきた民族文化映像研究所。「民映研の映画をみんなで上映する会」は、彼らの残した記録映画を上映し、日本の基層文化を通して今の私たちの暮らしを考える会です。
「堺町上映会」では民映研の多彩な仕事の中から7作品・全5回を見ながら、日本を北から南へと旅していきます。自然、生活、子育て、手しごと…。確かに息づいていた日本人の姿は、私たちに大切な多くのことを気付かせてくれます。◯第2回堺町上映会
■日程: 4月15日(日)
<昼の部>
15:00-受付
15:30-上映開始
16:30 終了
<夜の部>
17:30-受付
18:00-上映
19:00-休憩
シェアトーク(缶ビールでも飲みながら)
20:30 終了
■上映作品
①「佐渡の車田植」(1981年/32分)
日本には稲の豊作を願うさまざまな儀礼が伝えられている。佐渡島西北端にある鵜島集落。その草分けの家、北村家が伝える車田植もそのひとつであり、日本人の稲に寄せる信仰を知る上で貴重な手がかりとなるものである。
渦巻き状に苗を植えるこの車田植は、かつては岩手、岐阜などでも行われていたが、1980年時点ではここ1ヶ所となり、1979年には国の重要無形文化財に指定されている。

②「茂庭のしなだ織」(1991年/31分)
福島市の北、摺紙川の上流域で生活を営む茂庭の人々は、シナノキをマダとよび、マダの繊維でシナダを織る。材料の採集から糸つくり、体全体を使った機織りまで。茂庭の山の木の命が布として生きかえる。

■会 場: 堺町画廊(京都市中京区堺町御池下る丸木材木町)
■入場料: 1,500円
■定 員: 30名(満員の際は入場をお断りする場合があります)
■申込み: 民映研の映画をみんなで上映する会
min.eiken.kyoto@gmail.com
090-4493-0411(桜井)
■後 援: 京都新聞社
◯第2回以降の予定
(時間はすべて15:30〜と18:00〜の2回上映です)
・5月14日(日)コガヤとともに 1000円
・6月18日(日)神と紙 その郷のまつり 1000円
・7月22日(土)八朔踊りとメンドン/ボゼの出る盆行事 1500円