アフリカ子どもの本プロジェクト20周年展

アフリカを読む、知る、楽しむ、子どもの本展

4月15日(火)~20日(日)12:00~19:00

「アフリカ子どもの本プロジェクト」は
1.アフリカに設立したドリームライブラリー(現在2館)を継続的に支える。
2.識字や楽しみのための本を必要としているアフリカの子どもたちがいれば、そこに本を届ける。
3.日本の子どもたちに、アフリカの文化やアフリカの子どもたちのことを伝える。という3つの目的をもって活動を続けています。

関連イベントとして、代表のさくまゆみこ、会員の福本友美子が、会の活動についてお話します。
4月19日(土)「ケニアの村に図書館をつくる」福本友美子さん

4月20日(日)「どうしてアフリカ?どうして図書館?プロジェクトを続けながら考えたこと」さくまゆみこさん

参加費:1500円 各回30名 要予約
予約先:information@sakaimachi-garow.com
080-5357-1953(後藤)

Marcelle Verberne 写真展「物の裏側」

The photo-exposition ‘The Back of Things’ allows the visitor to ask themself the question: what is a house, what a home, how do I look at my own past and how do the voices of the generations before me sound through the things and the landscape around me? It depicts the Czech family home of four generations in the Eagle Mountains in the Czech Republic. The house has been for sale for a long time, but the family does not really want to part with it and stays there during holidays or for family visits. In the silence of this uninhabited house, you can hear the voices of previous generations. Inside, everything is mixed up: the goods of all those generations: broken kitchen utensils, old chairs, ski equipment from twenty years ago, children’s plates used by people who are now long dead, piles of landscape paintings of a grandfather who painted in his spare time in the attic and figurines from the socialist era next to colorless Ikea cabinets.

The photographic work is combined with texts (prose poems and poetry). These texts will be performed in both English and Japanese by Marcelle Verberne during the times mentioned below.

写真展「物の裏側」は、訪問者に次の質問を投げかけます:家とは何か、ホームとは何か、自分の過去をどう見つめるのか、そして前の世代の声は周囲の物や風景を通じてどのように響くのか。
展示は、チェコ共和国のイーグル山脈にある四世代のチェコの家族の家を描写します。撮影された家はずっと以前から売りに出されていますが、一家は本当はこの家を手放したいと思っているわけではなく、休日や家族を訪問する際に使っています。
無人の家の静けさからは、先代の声を聞きとることができます。家の中はきわめて雑多で、それぞれの世代の持ち物や壊れた台所用品、20年前のスキー用具、今は亡き人々が使っていた子供用の皿、屋根裏で余暇に絵を描いていた祖父の風景画の数々、無色のイケアのキャビネットの横に置かれた社会主義時代の人形たちが混在しています。
作品は、写真と文章(散文詩と詩)の組み合わせによって構成されています。これらのテキストは、下記の日時と場所でアーティスト自身であるマルセレ・フェルベルネによって、英語と日本語の両方で披露されます。

Practical information Exhibition: 22-27 April 2025 2025
Opening hours(Tuesday – Saturday) 12:00 p.m. – 7:00 p.m. (- 6:00 p.m. on Sunday)

KG+ event (reading of poetry and texts related to the photo-exhibition):

  • 22 and 23 April 14:00-14:30 hrs: reading of poetry and literary fragments of the author: Title: The Back of Things), thoughts after visiting a deserted four generation Czech family house (reading in Japanese); 16:00-16:30 hrs: (reading in English)

    KG+イベント(写真展に関連する詩やテキストの朗読):
    4月22日および23日 14:00-14:30(日本語) 、16:00-16:30(英語)
    著者の詩や文学の断片の朗読。タイトル「物の裏側」(チェコで4世代にわたり使われていた無人の家を訪問した後の思い)

     4月24日および25日 14:00-14:30(日本語)、16:00-16:30(英語)著者の短編小説の朗読:タイトル「黒い水」(1920年代のオランダの漁村フォーレンダムでの偏見と排除の 恐怖の物語、著者の研究に基づく実際の犯罪にまつわる話)
    各パフォーマンスの後、写真作品のあるギャラリーの写真展をご覧になれます。

Simboti Japan tour 2025

Rinos Mukuwurirwa Simboti Japan Tour 2025
~新しい道、これまでに通ったことのない道をゆく~

ついにジンバブエより6年ぶりにシンボッティ師が来日します!実近修平とともに全国各地にてムビラセレモニーが開催されます。

3月25日~6月19日までの全日程

5月10日(土)  開場 16:00  開演 17:00 堺町画廊

参加費 4500円 ご予約・お問い合わせ information@sakaimachi-garow.com

『満州引揚からアフリカまで ~私がケニアのスラム街で孤児救済をし続ける理由~』

早川千晶さんトーク
5月17日(土)18:30~20:30

私はケニア在住37年、ナイロビのキベラスラムで孤児や貧困者を助ける学校「マゴソスクール」を作り運営しています。 私の両親はロシア・北朝鮮・中国の国境で生まれ、母が4歳、父が7歳の時に難民になりました。 旧満州で逃げまどい命からがら生き抜いた様を、私は祖母から克明に聞いて育ちました。 飢えや殺戮の中で助けてくれたのは現地の貧しい農民たちでした。 人間とは何かという問いを持ち、若い頃から世界を放浪した私がたどり着いたアフリカで、どん底のような貧困の中で生きるスラム街の人々に出会い、彼らと共に孤児救済を行うようになりました。 私の家族が経験した満州での逃避行で人々が生き抜こうとする姿と、ケニアのスラムでの困窮の様子が重なりました。世界平和への想いを込めて、その両方を語りたいと思います。

参加費:1500円 要予約:information@sakaimachi-garow.com

いま、平和のために非戦を願う美術家たちの作品展

4月8日(火)~13日(日)12:00~19:00(最終日17時まで)

主催:いま、平和のために非戦を願う美術家たちの作品展2025実行委員会

2013年、特定秘密保護法の強行採決以来、この国で戦争の道へ踏み出す動きがひときわ慌ただしくなり、不安にかられた美術家たちは、それぞれの作品をかかげて、毎月9日夕暮れ、京都河原町の街角に、ただ立ちはじめました。
この「無言の路上展」に賛同する美術家たちの広がりは、やがて「戦争の兆しに心いたむ美術家たちの作品展」の開催へ。多くの作品を通して非戦の意思を表明する展覧会は回を重ねました。
いまも続くロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ地域への攻撃など、伝えられる殺りくと破壊の映像に、私たちは21世紀の国際社会が安全や安定からほど遠いことをいたましく思い知りました。
こうした状況の中で、この国の人と暮らしを長く守ってきた日本国憲法の「非戦・平和」の志を歪め、「非核三原則」を覆し、軍備を増強する動きは、いまや国境さえ越えるかというほどに加速しています。
私たちはあらためて、いま、平和のために非戦の願いを集め、ここに作品展を開催いたします。ご高覧ください。

ガザからの声を聴く パレスチナポスター展

「ガザからの声を聴く パレスチナポスター展」

ハルク村の物語 サシがあるから私たちは生きていける

3月6日(木)18:30~20:30
参加費:1500円(サゴヤシのお菓子とフリードリンク付き)
申し込みはinformation@sakaimachi-garow.com

インドネシア東部のマルク海に浮かぶハルク島ハルク村。毎年11月頃に行われるブカサシ・ロンパ(禁漁にしていたロンパというイワシの仲間を村人総出で捕獲する)の当日、小さな村は人であふれかえる。この日を心待ちにした村人たちは、夢中でロンパを追い、家族総出で頭を取り、ワカワカという竹の簀の上に一匹一匹丁寧に並べて天日で干す作業が夜まで続く。サシとは禁止を意味し、ヤシの実やナマコなどの森や海の資源利用を制限する慣習法の一つで、東インドネシアの島々やパプアなどにも存在する。ブカサシ・ロンパの前夜、ケワン(サシの違反者を取り締まる伝統的な村の組織)たちが松明を引き摺りながら村の辻々でサシの内容を読み上げる。ハルク村のサシには森、海、川、村のサシがある。未熟な果樹を取ってはいけない。家の屋根を拭くためにサゴ椰子の葉を切にはケワン会議の許可を得なければならない。土曜の夜は騒いではならない。暴言を吐いてはならない。サンゴを破壊してはならない。禁漁中にロンパを獲ってはならない。エンジンをかけてボートで川に入り、ロンパの遡上を邪魔してはならないなど、村人の暮らしを支える森や海の恵みを利用し続けるための森と海と人との約束とも言える。「サシがあるから私たちは生きていける」を標語とする小さな村の暮らしの豊かさを紹介する。

お話:鈴木隆史(桃山学院大学兼任講師)

専門はインドネシアの地域研究、特に海域社会研究。サメ漁業とフカヒレ流通などについて調査・研究を行ってきた。留学中に日本軍兵補(現地少年兵)に出会い、日本の戦争責任・戦後賠償問題に関心を抱く。2013年からインドネシア、南スラウェシ州の日本軍性奴隷サバイバーへの聞き取りを行っている。